怪談備忘録

ネットを始め、様々な怪談を集めてみました。

集団ストーカー 影武者

集団ストーカー被害者の「あかさたな600」さんは もう10数年も監視被害を訴えていた。 お前らは犯罪者だ! すれ違う人の多くに、そう怒鳴りつけていた。 カルトの工作だ! あかさたな600さんは、某新興宗教団体が犯人だと目星を付けた。 ネットで有名なあか…

手を振る同窓生 ※意味が分かると少し怖い話。

彼女の名前は「小口菜摘」 故郷の同窓生で、憧れのマドンナ。そして幼馴染だった。 僕は久しぶりの帰郷で「コロちゃん」に会えると、胸が高鳴った。 母にはこの日に帰ると連絡してあった。 「新田駅」に着き、ふるさとの地に足をつけた。 道路を挟んだ先に手…

蟹 白石くんはお歳暮でもらったカニを食べていた。 「こいつら間抜けだよな。食べるのに便利な体しやがって。」 そう言いながら足の先からへし折り、間接ごとに一つ一つたいらげていった。 ふとその時、一匹のカニが動いたかのような錯覚が見えた。 「?気の…

花火

加奈子、好きだよ。 当時の恋人の隆浩は、打ち上がる花火を背に私を見つめて、そう言った。 その後、私たちは別れた。 隆浩は、あまり好きになれなかった。 どこか、頼りなくていつもやきもきしてた。 隆浩は別れたくないとしつこく私に付きまとった。 今で…

虫の霊

田中正男(仮)さんは、霊感が人一倍あった。 人はもちろんのこと、動物の霊も日常的に見ていた。 しかし、ある疑問が田中さんには付きまとっていた。 人も動物も霊があるなら、なぜ虫の霊は見えないのか? その疑問を晴らすべく、田中さんはとある実験を試みた…

留子さんの家

青森の古民家に住んでいた高守留子(仮)さん。どこにでもいるごく平凡なお婆ちゃんで、その家族も一緒に暮らしていた。 留子さんは家でじっとしているよりも、近所の家に遊びに行っては茶飲み仲間と話しを咲かせることが好きだった。 誰からも慕われる留子さ…

天井裏の猫

真海さんは猫を何匹も飼っていた。 愛らしい猫に心癒される日々が続いていた。 家には猫が自由に外へ行き来できる穴が空いていたので、たまに何日か帰ってこない事があったが、いつものことで心配はなかった。 真夏の暑い日が続く季節に、その事件は起こった…

逆手のナイフ

主婦のみこさんは家計の助けにと思い、パート勤めに出始めていた。 仕事中は立ちっぱなしの食品製造工場で、いつも帰宅するときには疲れ果てて足元がおぼつかなくなっていた。 それでも夫のため子供のため、家事をこなさなくてはならない。 朝食の片付けを後…

みんなこっち

7月26日は怪談の日だそうです。1825年のこの日は、江戸の中村座で『東海道四谷怪談』が初演されました。 『四谷怪談』は、四谷左門の娘・お岩が、夫・民谷伊右衛門に毒殺され、幽霊となって復讐を果たす話で、実際に起こった事件をモデルにしています。新宿…

夜空の星のように

F子さんは幼少の頃から動物を飼うのが好きで、猫や犬を数匹育てていた。動物好きが高じてペットショップで働くことになり、愛らしい犬猫の世話をすることにやりがいを感じ、天職に恵まれたと熱意をもって仕事に取り組んでいた。ペットショップは購入に至らな…

留守番中の訪問者

まだ小2やったころの話や母方の実家で祖父と2人で留守番していた 母の実家はどえらい田舎やった まぁと言っても京都やけどたぶん夕方前くらいやったかな まだぜんぜん明るい時間帯でわいは一人でおもちゃ自動車遊びに夢中 祖父はほぼ寝たきりでベットの上 そ…

蠢く毛虫の集合体

3~4歳の頃。夜にふと目が覚めると、隣で寝てる母親以外の物が全て毛虫の集合体に見えて、一晩中泣き叫んだ事がある。シーツの生地とか、自分の影とか、パジャマの柄とか、色はそのままなんだけど全てがウネウネ蠢く毛虫のように見えた。当時は虫を飼っては…

巨頭オ

「巨頭オ」数年前、ふとある村の事を思い出した。一人で旅行した時に行った小さな旅館のある村。心のこもったもてなしが印象的で、思い出す内に再び行きたくなった。連休に一人で車を走らせた。記憶力には自信があるほうなので、旅館までの道のりは覚えてい…

神社境内の古木

地元では古くから名のある神社の神主が病に臥せ、跡取りの息子に代を譲る話が出ていた。息子は神社の由緒ある歴史を背負う覚悟など無く、神主の座を継ぐのは参拝客を食い物に商売をしようという邪な思いしか胸中に無かった。境内に生えていた樹齢数百年はあ…

生き人形

南こうせつのオールナイトニッポンの収録から始まる物語。「私にも聞かせて」そう聞こえるテープの音声は、これから起こる少女人形の舞台を演出する呪いかのようだった。舞台で使われた少女の人形は、自らの悲哀を気付かせるように、関わる者達に災いを背負…

怪談 心霊 廃墟 なBLOG

心霊に身を震わせる友人知人や、ネットや本で耳にした珍談、奇談などを備忘録として綴っていきたいと思います。また私の体験した恐怖や不可思議な話も披露したいと思います。ささやかで軽微な刺激かと思いますが、日々の憂いを忘れる一瞬を提供できたなら幸…